2018年に結成されたAbleton LiveとCycling’74 Maxのユーザー・コミュニティ=Ableton and Max Community Japan。その立ち上げ記念イベントとして同年12月に原宿VACANTで開催された「Ableton and Max Fes 2018」には100名以上の参加者が集い、7時間を超える長丁場にもかかわらず会場は絶えず熱気に包まれました。
それを受け、6月から月一回のペースでのレクチャー&ライブ・イベント開催が決定。1回目は「CV & Modulrar Synth」をテーマに取り上げます。先ごろAbletonがベータ版として発表した「CV Tools」とモジュラー・シンセの併用についてレクチャー、そしてライブによる実演を展開。また、4月に開催された「Expo ‘74 2019」のレポートも併せて行います。
開催場所はリットーミュージックが新しく開設した多目的スペース「御茶ノ水Rittor Base」。充実した音響設備による最高のサウンドを体験しながら、LiveやMaxが持つ無限の可能性に触れてください。限定40席ですので、お見逃し無く!
timetable
17:00~17:45 【Expo ‘74 2019レポート】
by ayakooo、余胡雄一
18:00~18:45 【CV/Gateの基礎、必要機材、CV Tools紹介】
by 岡安啓幸
19:00~20:00 【CV Tools+Modula Synthライブ、システム解説】
by 松本昭彦
*timetableはセッティングの都合などで変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
- Ableton and Max Community Japan #001 CV Tools & Modular Synth -
日程:2019年6月8日(土)
時間:open 16:30 / start 17:00
会場:御茶ノ水 Rittor Base [東京都千代田区神田駿河台 2-1 OCCビルB1]
入場料:¥2,000
出演:松本昭彦、岡安啓幸、ayakooo、余湖雄一、國崎晋(Rittor Music)
主催:Ableton and Max Community Japan / リットーミュージック
profile
松本昭彦(Akihiko Matsumoto)
人間の思考や身体性に依存した作曲から離れ、プログラミング技術を駆使し徹底的に機械的に作曲され演奏されたピアノ曲集である1stCDアルバム 『Preludes for Piano Book1』を2016年にリリース。アーティスト活動以外ではプログラマーとして様々な大手企業の研究所での開発仕事に携わり、またアートとテクノロジーについてのワークショッププロジェクトであるRESONANCEやAbleton and Max Community Japan、ライブイベントSOURCE CORDをオーガナイズし、音や芸術に関する教育活動、コミュニティ活動も積極的に行なっている。近年のライブでは即興音楽/リアルタイム作曲にこだわりモジュラー・シンセとAbleton M4L、Cycling ’74 Max8を組み合わせたセットでステージ上で一回限りの音楽を作曲し演奏している。6/8 AMCJイベントでは演奏を披露すると同時に、自身がMax8, Ableton M4Lで開発した最新システムの作曲、演奏の原理を初解説する。
http://akihikomatsumoto.com/
岡安啓幸(Akiyuki Okayasu)
音響作家/楽器デザイナー/プログラマー。2016年にPROGRESSIVE FOrMよりアルバム Shin Sasakubo & Akiyuki Okayasu『invisible flickers』をリリース。自作の制作で培われたデジタル信号処理技術を活かして、インスタレーション作品のサウンド・プログラミングやミュージシャンへの特注の楽器製作、ライブ演出システム製作を手がける。イギリスの楽器メーカーROLIのBLOCKSを用いてモジュラー・シンセのコントローラーを製作するオープンソース・プロジェクト「BLOCKSmodular」の開発者であり、ROLI BLOCKSのハッカソン「TOKYO BLOCKS HACKATHON 2018」で審査員を務めるなど楽器のインターフェースとしての面に造詣が深い。現在はモジュラー・シンセ・メーカー「Groundless Electronics」の立ち上げ中であり、Gate>USB-MIDIコンバーター「Tale of Tales」やモジュラー・シンセ専用のアナログ・ミキサーを開発中。
https://scrapbox.io/akiyukiokayasu/
ayakooo(Ayako Okamura)
Ableton認定トレーナー。IAMASにて、メディアアート、オーディオヴィジュアルを研究。ギターとAbleton Live、Max for Live、Push を使用して、リアルタイム性のあるエレクトロニカ、ハードウェア連携した クラブミュージックを制作。現在は、広告、IT教育、音楽メディア開発に従事。プログラミング教育、Abletonワークショップを担う。ディズニー テクノロジア魔法学校の教材コード制作。また、10代より世界中のフェス、展示会に参加するのが趣味で、アルスエレクトロニカ、Sonar、グラストンベリー、ミラノサローネなどに参加。知見を広げている。
ableton.com/ja/certified-training/ayako-okamura
余湖雄一(Yuichi Yogo)
音楽家/エンジニア。幼少期よりクラシックで音楽の基礎を培う。エンジニアとしてスタートアップ〜上場企業まで様々な会社の開発に携わる。
http://yuichi-yogo.net/
國崎晋(Susumu Kunisaki)
株式会社リットーミュージック取締役/御茶ノ水Rittor Base ディレクター。サウンド・クリエイターのための専門誌『サウンド&レコーディング・マガジン』編集長を20年間務め、ミュージシャンやエンジニアへの取材を通じての制作現場レポートや、機材使いこなしのノウハウなどの記事を多数手掛ける。2010年からはPremium Studio Liveと題したライブ・レコーディング・イベントを開始し、収録した音源をハイレゾ・フォーマットで配信するレーベルを展開。近年はプロデュース活動も積極的に行い、女性のみのシンセサイザー・カルテット=Hello, Wendy!では、Spatial Audioに対応したVRミュージック・ビデオも制作。2018年末に多目的スタジオ「御茶ノ水Rittor Base」を設立し、SONYの空間音響技術Sonic Surf VRをフィーチャーしたサウンド・インスタレーション「Touch that Sound!」展など、新たなコンテンツの制作に取り組んでいる。
https://www.rittor-music.co.jp/rittorbase/
Ableton and Max Community JapanへのSlackへの参加はこちらから可能です。