2018年に発足したAbleton LiveとCycling’74 Maxのユーザー・コミュニティ=Ableton and Max Community Japanが、月一回のペースで開催するレクチャー&ライブ・イベント。
2回目は「Surround」をテーマに取り上げます。映画の世界で標準となったDolby Atmos、NHKの22.2ch、さらにはVRで盛り上がるSpatial Audio(空間音声)など、よりイマーシブ(没入感)な体験へと進化しているサラウンド環境ですが、Ableton LiveでもMax for LiveデバイスのSurround Pannerや、3D空間音声ツールEnvelop for Live(クリストファー・ウィリッツが運営する非営利組織Envelop謹製!)などが続々と登場。さらにはIRCAM SPATのMaxオブジェクト版が無償公開されるなど、サラウンドを作成する環境が整ってきています。その最前線の情報をお伝えするとともに、実際にサラウンドを駆使したライブ・パフォーマンスを楽しんでいただく内容となります。
出演はMachìna、Katsuhiro Chiba、Kentaro Suzukiの3名。Machìnaはサラウンドを駆使したライブ・パフォーマンス、そしてKatsuhiro ChibaはMaxを駆使した立体音響のプログラム表現を紹介します。また、Ableton and Max Community Japanの発起人の一人であるKentaro Suzukiは、Max未経験のAbletonユーザー向けに世界一分かりやすいMax for Live導入ワークショップを行います。
会場となる「御茶ノ水Rittor Base」は、2.1ch+8chのスピーカー構成で、あらゆる立体音響に対応したシステムを備えています。最高の音環境で、ぜひLiveやMaxが切り開くサラウンドの可能性に触れてください。限定30席ですので、お見逃し無く!
- Ableton and Max Community Japan #002 Surround -
日程:2019年7月27日(土)
時間:open 16:30 / start 17:00
会場:御茶ノ水 Rittor Base [東京都千代田区神田駿河台 2-1 OCCビルB1]
入場料:¥3,000
出演:Machìna、Katsuhiro Chiba、Kentaro Suzuki
主催:Ableton and Max Community Japan / リットーミュージック
profile
Machìna
韓国出身で東京を拠点に活動しているエレクトロニック・ミュージシャン。エレクトロニック・サウンドをベースとし、モジュラー・シンセサイザーや、アナログ・シンセサイザーを駆使し音楽を構築。その上にジャズのバックグラウンドで培われたボーカルをのせるといったスタイルを展開する。太く光り輝くサウンドの質感は、聴く者の体に呼応しダンスさせ、リリックを通して心と魂に響く。オーディエンスを巻き込み一緒にエネルギーのハーモニーを作り出すライブは日本問わず世界中のコアな音楽ファンから高い評価を得ている。2018年3月に米テキサスで開催された世界的な音楽ショーケース”SXSW(サウスバイサウスウェスト)”にも出演し、日本と海外をクロスオーバーに活動する今もっとも注目されているアーティストの一人。
https://machina.link
Katsuhiro Chiba
岩手県出身の電子音楽家。プログラミングとデジタル音響処理に精通し、独自開発のソフトウェアを駆使した音楽活動を行う。2003年、グリッチ・サウンドの先駆的ソフトウェア『cyan/n』を発表するとともに、同ソフトウェアを用いたライブ活動を開始。2011年以降、2枚のフルアルバムと1枚のミニアルバムをリリース。2013年には残響をテーマとしたアプリ作品『hibiku』を発表し、国内AppStoreで1位を記録。近年はデジタル展示作品・インスタレーションなどの音楽・音響演出も手がける。
https://audiooo.com/
Suzuki Kentaro
Technical Sound Designer
https://twitter.com/szk_1992
Ableton and Max Community JapanへのSlackへの参加はこちらから可能です。